ベンチャー企業に勤めてみて感じたこと(大企業との違いとは)

皆さんは、ベンチャー企業というとどういったイメージをお持ちでしょうか。

 

若い人が多い?

離職率が高い?

スピード感がある?

制度も整っていない?

 

様々なイメージをお持ちかと思いますが、私もその一人でした。

昨年1年間、これまでの経験を活かしたいと思い、ベンチャー企業に転職したことについて書いていきたいと思います。

 

 

このブログはベンチャーにこれから行こうという人やベンチャーに興味のある人の参考になれば大変うれしいです。

 

 

※特定される情報は省いているので、やや一般的になってしまいますがその点はご了承いただけると幸いです。またここに記載しているものは、私の経験談になります。ベンチャーを一括りにしているわけでもないのはご理解ください。

 

ベンチャー企業に転職したときに、まず思ったこと

【プラス面】

①スピード感が早すぎる

裁量権が多い

③規則などがないので、提案すれば通ることが多い

④服装がスーツでなくてもいい

 

【マイナス面】

①鶴の一声がとても多い

②残業規制はほぼない

③子育てに関する制度も理解も乏しい

 

私の自己紹介

私は、元々俗にいう”大企業”にいました。組織の規則などは当然に整えられており、大企業内部の組織は、かなり細かく細分化されています。

 

経理でいうと、業績を取り扱う部署、連結を取り扱う部署、個別決算を取り扱う部署があり、個別決算がさらに細分化され、固定資産担当などもいたりします。

 

ですので、決められた仕事を深くしたいという人にはとても合う組織なのではないかと思います。後述しますが、私もここにいた経験が長いので、この組織文化が私にとってあっていたのかと思いました。

 

とはいいつつも、当時の私は、部署の古株になっていたことから、部署内移動も経験し、経理全般を経験していました。ここで得るものは得たという実感もあったのは事実あり、そういった思いもあり、ベンチャー企業に転職をいたします。

 

 

では、ベンチャー企業に転職したときに思った感じたことを書いていきたいと思います。

 

【プラス面】

①スピード感が早すぎる

 

→ここは入ってすぐに感じました。大企業にいたときは、モニターを設置したほうがいいという提案をするまでにも2か月弱かかっていたのに、ベンチャー企業は、提案してから採用されるまでの時間が1日もかかりません。会社の組織をいちから作りたいという人にはとってもあうと思います

 

裁量権が多い

 

→上とかぶりますが、一人に任せられる仕事量が多いです。経理で入社しても、人がいないこともあり、総務や労務なども一部手伝うこともありました。様々な経験を積みたいという方はおすすめポイントです!結果を出せば、大幅に給与をあげてもらうということも当然可能になります!

 

③規則などがないので、提案すれば通ることが多い

 

→大企業と違って、規則がほとんどありません。明文化されていない部分も多く、その整備をすることも多々ありました。一方で、大企業であったものを、ベンチャーに沿った形で落とし込み、提案することもありました。だめなら変えればいい、とりあえずやってみようという文化もあったことから、採用されることも多々ありでした。

一連のなかで、0→1を作る経験をさせていただいたことはこの1年間で大きな収穫だったと思います。

 

④服装がスーツでなくてもいい

 

→番外編になりますが、私服で仕事をするという概念がなかったので慣れるまでは大変でしたが、なれるとすごい楽でした。スーツで仕事をする人がほとんどいなかったので、最初出勤したときは衝撃だったのを今でも覚えています。

 

【マイナス面】

①鶴の一声がとても多い

 

→これは本当に多かったですね。つい最近まで側近であった方が、何かの拍子に退職するといったことも多々ありました。また給与改正を導入した際に、不透明な判断基準が設けられていたため、一部の方からの不満が爆発し、離職する方が増えた時期もありました。

 

内集団には入れればいいが、外集団に回ったときには…といった印象を受けました。

無論これはあくまで私のいた組織に限るので、すべてがそうだとはいえません。

 

②残業規制はほぼない

 

→これは、入社してすぐに感じました。残業を規制するほうもそうですが、不正な残業申請を止める手段もないという点に驚きを感じました…。大企業であれば、入館証とPCがセットになっていたので、たとえPCを切ったとしても、ゲートを出ていないと不正?と疑われていたのですが、これからのベンチャーにはまだまだそういったことはできていません。よく言えばまだまだ改善の余地があるということだと思います。

 

規則がないという点でも、不正が働きやすい環境があったのも事実です。

まだまだ成長途中であるがゆえの弊害なのかもしれません。

 

③子育てに関する制度も理解も乏しい

 

→組織ができてから、歴が浅く、年齢的にも若い人で構成されていました。

子供がいるという方は、私のいたベンチャーでは、1割もいなかったと思います。

そうなると当然制度も理解もこれからという段階で、いざなにかあったときには、困ったなということもありました。例えば、妻の出産に立ち会う際には、有給を使わざわるをえず、試用期間であったために、欠勤になってしまったことなど。

 

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個人的に思うのは、枠にとらわれずに仕事をしたいという人は、ベンチャー。決まった範囲で深く物事をみたいという人は大企業。なのかと思います。

 

私はこの1年ベンチャーでの仕事を経験しましたが、私にとっては、特定の分野を究めるといった後者のような仕事が向いているんだなと実感しました。

それは人によって適性があることで、どちらが正解かということはないと思います。

 

0→1を作る経験はとても新鮮で、試行錯誤して仕事を進めることがとても楽しかった1年でもありました。業務改善を進める中で、自分にとって”やりがい”や”楽しさ”を知ることができたことも大きな経験です。

 

4月1日よりコンサルとして働きますが、この1年の経験を忘れず邁進していきたいと思います。

 

それではまた。