【本の紹介】「THE RULES OF WORK できる人の仕事のしかた」を読んで【今日の一冊】
今回紹介する本は、「THE RULES OF WORK できる人の仕事のしかた」です。この本は、仕事ができる人のルールに共通する項目を、11項目に分けてその項目をさらに細かく紹介しています。
▽参考図書
できる人の仕事のしかた[新版] (リチャード・テンプラーのRulesシリーズ)
価格:1650円(税込、送料無料)
そのなかで以下印象に残ったルールを紹介していきます。
1.誰よりも成果を出すためのルール
2.他人に好印象を与えるルール
3.目標を実現するためのルール
1ー1.自分の仕事を楽しむ
「楽しく仕事をする」と「仕事は楽しい」とは全くの別物だと本書では言います。
前者というのは、仲良しの同僚とおしゃべりして、ランチにいってというような状態です。盛り上がっているときは確かに楽しいですが、それが終わるとしぼんでしまうような楽しみでしかないといいます。
一方で仕事が楽しいというのは、交渉を楽しみ、採用や解雇を楽しみ、日々直面する難題を楽しみ、ストレスと失望を楽しみ、見えない未来を楽しみ、自分の真価が試されるような状況を楽しみ、新しい成長曲線を楽しんでいることをいいのだといいます。
仕事を引退してから1年以内になくなる方も多いと記載されています。
私たちの人生にとっての仕事が占める比重がいかに多いかがこれからわかります。
「楽しいことしか、楽しくない」というのは、本来の仕事の楽しさを味わえず、いつも不平不満ばかりの人生の犠牲者になってしまいますよと警告しています。
◎これを見たときに、自分はどっちだ?と思いました。
本当に仕事が楽しいという時期は自分の中にも存在していました。それはまさに後者であったときです。しかし、いい意味でも悪い意味でも、会社に「慣れて」きたとき、前者の要素が入っていないか?本当の意味での仕事が楽しいになっていないのではないかと振り返ることができました。
勿論前者の要素が絶対にダメだとは思いません。むしろ、風通しのよい職場というのも必要だと思います。ですが、後者の要素がないと結局は、楽しいことしかに目を向けられない人間になってしまうとも思います。
私は、今年の4月から新しい職場にうつります。自分の仕事を楽しむ意味意義をもう一度ここで認識しようと思います。
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2-1.見た目にも美しい文章を書く
文章には2つの文章があるといいます。
それは自分向けと相手向けの2種類です。
ここで取り上げているのは、相手向けのものです。
・読みやすく
・きれいに
・統一感をもって
勘違いされるのは、これは手書きだけによりません。すなわち、PCで入力するものにも当てはまるというのです。
フォントの多様、文字の大きさの不統一は幼稚な印象を与えるというのです。文字からも他人に与える影響を考えようといいます。
◎私も今の会社に入社したとき、上司から言われたことです。文章だけにかかわらず、資料の作り方にも統一感を持たせ、ルールを付けることで、相手に与える余計なストレスも減らすとも言っていました。
これに関しては、別の機会で取り上げます。(参考図書:外資系コンサルのExcelの使い方)
SVOCをはっきりさせることで、誰が何をどのようにするのかが明確になり、余計な推測もそこで排除させると教えてもらいました。上位レイヤーであれば、抽象的にな表現でも、時間的制約があるので、いいと思いますが、そうでない下位レイヤーである場合は、SVOCをはっきり相手に伝えるよう意識しています。
3-1.重要なタイミングを見極める
コブラは、猛毒と強い力を持っているが、それはいつも使用していませんよね?あなたもそうでないといけませんよというのです。
つまり、必要もないときに、全エネルギーを使うのは間違いあるといいます。重要なタイミングを見極め、そして攻撃に転じる必要があります。
自分の存在に印象付けなければならないときに、へまをすれば、忘れられるのは、その失敗でなく、あなた自身だということだといいます。
重要なタイミングとイベントを見誤らず、ここぞというときに、輝きを放つコブラになって効果抜群の一撃を与えてほしいと締められています。
◎これは本当にそう思います。
私は上場企業を数年間経験したのちに、今のベンチャー企業に転職しました。上場企業で”当たり前”の制度や基準が私には染みついていたので、それをそのままベンチャー企業にと考えておりました。
しかし、その”当たり前”は、組織に応じて違うということに気づかされました。例えば、経理規程や内部統制。上場企業では、その基準はかなり厳しく、がちがちに縛っていました。これは、上場企業であるが故のもので、ステークホルダーが多いことに尽きます。東証にいるために必要な基準、株主への配慮などなど。
今思えば当たり前かもしれませんが、ベンチャー企業にはそこまでは求められていません。成長過程にあるなかで、がちがちに縛りこむことは、今は求められていないということを知りました。
ただ、完全に不要かというとそうではなく、今ではないということです。いずれは、必要になるタイミングが来ますが、それを提案するタイミングは見極める必要があるということ、そして、当時の組織でうまくいっていたから今の組織でもうまくいくとは限らないということを学ばせていただきました。
ここは、今いるベンチャー企業で得た大きなものだったと思います。
必要なタイミングで必要な提案をし、自分の存在価値を高めるということはおそらく今後の仕事でも必要なスキルだと思います。
▽Honto 総合書店
◎ポイント
・電子書籍と紙媒体の両方を探すことができる
・大型書店との連携により、在庫が見つかりやすい
・24時間立ち読みができる
今回は3つの項目の中から、印象に残ったものを紹介しましたが、この本には、合計11項目から仕事のできる人のルールを紹介しています。
よかったら、見てみてください。
それではまた。