【経験談】Iターンを通じてわかったこと【メリット/デメリット】

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本日は、Iターンの経験を通じてについて書いていきたいと思います。

 

結論:

都心と比べて、落ち着いた環境があり、自然が多いことから、子育てするにはいいと思います。食事や文化にも触れることができ、社会性を身に着けることができるものだと思います。一方で、収入面や文化の違いに戸惑うこともある人もいます。この点については、地域独自の特性や先に知っておく情報を事前に頭に入れていくといいと思います。

 

そもそもIターンって何かご存知でしょうか?

UターンやJターンなどもあり、私も当初よくわかっておりませんでした。

 

▽Iターン

都市部に生まれ育った人が、出身地ではない地方に移住して就学・もしくは就業することをいいます。人口減少や高齢化が進んでいる地域へ、自分の能力を活用したい人や、やりがいを求める人が新天地を求めて移住するケースが増えています。

 

Iターンはこんな人に向いていると思います

 

・都会での生活にストレスを感じている人
都会の生活でストレスになる最たる例が長時間の電車通勤や満員電車だと思います。

都会の生活スタイルに合わせられない人やストレスに感じる人が地方での暮らしに向いています。都心では、狭いうえに高いというのは当たり前ですが、地方では、大きな家に安く済むことも可能です。

 

・子育て環境に不満がある人
教育の面で見ると、都市部は進学や進路の選択肢が広いものの、子育てにおいて十分な環境が整えられているとは限りません。

 

人口が集中しやすい都市では保育園の不足や「待機児童」の問題があります。私が移住した理由の1つではあります。ほんとに、生まれる前から保育園の争奪戦は激しいですよね。これには、驚きでした。

 

・地方出身で親が地方にいる人
地方出身で親が地元にいる人は、地方や地元の勝手がわかるので、Uターン・Jターンがしやすいといえます。「両親のどちらかが他界し、一人暮らしをしているので心配」「将来的に親の介護を見据えて」「実家や土地を引き継ぐ」など、さまざまな理由で地元に戻るケースが多いらしいです。

 

私の場合は妻の地元に帰ったパターンでしたが、子育てを支援してくれる味方が近くにいるだけで本当に心強かったですね。

 

では、それぞれメリットデメリットについて私なりに考えてみたので紹介します。

 

〇メリット

・地域特産の食や文化に触れることができる

渋谷や原宿といった東京には当然あるような人が多く集まるところは少ないですが、地方には地方の良さがあります。

 

私は、魚がとにかく好きです。

私が移住した場所では、魚がとてもおいしい!そして安い!!

そんな場所がとても好きでした。

 

文化という点においては、地元のお祭りが多くありました。

都会では花火大会は混雑していますよね。

 

規模は確かに小さいかもしれませんが、混雑もせずに、初めて花火をしたから見た記憶があります。祭りも定期的に開催されており、文化を絶やさないようしている点、とてもすてきだなと思いました

 

・都会の喧騒から解放される

東京にいた際は、日本一混雑しているという東西線沿線に住んでいました。

この時は通勤時間を1時間早めて出勤するというくらい混雑がいやでした。


この点において、地方では都会よりもゆったりとした時間が流れており、仕事とプライベートの充実が比較的図りやすいと思います。

 

後述するデメリットにも記載しておりますが、車があることはメリットでもあると個人的には思います。

 

・子どもの面倒を親に見てもらえる

私がIターンをした理由です。

妻が産後鬱になりかけていたことが一番恐れていたことでした。

 

▽産後鬱については、以前書いた記事があるので、こちらをご参照ください。

【経験談】うつに関して、その家族ができること - パパとしての生きる道~子育て×転職×本の紹介


地元に親がいる場合、働いている間は子どもの面倒を見てもらえるということもあります。妻はバリバリの看護師であったため、不規則勤務もありました。私は日中仕事であったため、空白の時間がどうしても出来てしまいます。

 

ここでほんとにお世話になったのは、妻側の親族の手厚いサポートでした。

妻の親族からのサポートだけでなく、過疎化も伴い、地域全体で子供を育てるといった意識もあり、ほんとに助かりました。

 

また、地方には都市部とは異なった多様性や価値観の異なる人と出会えるのも良いところです。地域で何かすることがおおいので、隣のひとの顔をみたことがないということはありませんし。

 

・過疎地域であれば、移住者支援があるところもあります。

私の場合で言うと、奨学金の返済を毎月2万円を限度に2年間市町村が返してくれるといったものや、家賃を2年間補助してくれる制度がありました。

 

過疎化が激しい地域であれば、移住者を迎えるためにも手厚い支援を受けることが可能ですので、ここは要チェックかもしれませんね。

 

 

〇デメリット


・都会に比べると給料は安くなる

これは物価の違いですが、当然都心部との差が出てしまうことはあります。

私も当時、年収でいうと100万ほど下がったと思います。

 

→ただ、収入は安くなりますが、家賃も安くなります。

大きな家に暮らしたいという人は、物価の安さをメリットに感じれることができるでしょう。

 

・就職先に困る

都心と比べてしまうと、就職先が相対的に少なくなることも想定しておく必要があります。

 

私の場合は、公務員という選択でしたので、気にしていなかったのですが、民間となると、選択肢の幅がかなり少なくなると思いました。

 

→この点については、都心でもIターンフェアのようなものが定期的に開催されていることがあります。地域的にも、過疎化は大問題ですもんね。どうしてもという方はそう言ったものを生かしてみると案外いい就職先が見つかるかもしれませんね

 

・車が必須

車がなければ何もできないとは言いませんが、ほとんどの家は、一家に1台というより、家族全員に近い形で車を複数所有しています。

 

駐車場などの維持費用は安いのですが、その他費用(ガソリンや車検など)はあまり都心と変わらない印象です。上記に記載した収入が減になる際には注意が必要かと思います。

 

また飲酒運転は気を付けないといけません。

そもそも飲酒する場もあまりなかったのですが、仮に飲みに行ったときは、迎えにきてもらうか、そもそも飲まない、もしくは代行サービスを利用していましたね。

 

→車があるからこそのメリットもあります。

私のような子供がいる家族は、人の目を気にしなくても車で移動が可能です。

通勤に関して言えば、満員電車からは解放されました

(渋滞はあるかもしれませんが、絶対に座れますもんね)

 

・地域と仕事との境がなくなる

これは人によるのですが、私の場合は、大学から10数年東京で暮らしていました。

だからこその違和感を感じてしまった部分でしたが、ほんとに境があまりありません。

 

公務員をしていたからか、よくも悪くも噂の広まり方が早いです。

何をしているにしても、見られている感覚はあったと思います。土日に何かと駆り出されることも多く、オンオフの切り替えができないなと思ったのも事実ですね

 

(歓迎会で一泊二日の温泉旅行に連れて行ってもらったのはよくも悪くもとても覚えています。歓迎してもらえるのはうれしいけど、、、複雑だなという感想でした笑

 

→ただ、これは人によりけりな部分だと思います。楽しめるという方にはとてもいいと思います。私の地域にも、Iターンで村おこし的な方もたくさんおられたのは事実です。

 

とても人生でいい経験をしたと思います。

最後は、デメリットに感じることが多く、体も壊してしまいましたが、今でもIターンでの出来事は思い出すことがあります。

 

チャレンジするライフステージが来れば、田舎でのんびり暮らすのもありかなとは今では思っています。

 

それではまた。