【経験談】うつに関して、その家族ができること
うつ病って自分には関係ないとどこかでそう思っていませんか?
自分がならなくとも、身近の方がうつ病になる可能性だってあるんです。
例えば、産後うつ。
これに関しては、以前取り上げましたので、よろしければ見ていただけると幸いです。
自分以外の親族がうつ病になってしまったとき、どう接したらいいかわからない方へ
今日のブログでは上記のような境遇に置かれた向けに書いていきたいと思います。
①うつ病の症状
まず改めてですが、うつ病は発症した本人、正直つらいです。
気分が落ち込んだり、憂鬱な気持ちになったり、やる気低迷などの症状が見られます。
私も発症したときはそうだったように思います。
横になっているだけに見えても、上記のような症状が原因になり、
動きたくてもそうならない。それがうつ病です。
これは甘えや怠けでもありません。
私も人生の底を見た人間の一人です。
もうもとには戻れないのではないかという不安がいつもそこにありました。
自分の気持ちや感情、そして睡眠までもがまともにコントロールできないということが
どれだけつらいかは当の本人でしかわかりません。
うつ病を発症した本人が一番つらいんです。
時には、つらく当たってしまいそうなこともあるとは思います。
私が逆なら、そうなっていたかもしれません。
だけど、そこを家族には理解して、治療をサポートしてほしいと思います。
②うつへの理解と協力
うつ病を治療する上では、「休養」が何より大事だと思います。
原因は様々ですが、ストレスからできるだけ離れて休養するには、
家族や周囲の理解協力が欠かせません。
本人ができるだけ早くつらい状況から回復するためにも、安心して治療に取り組める環境づくりに協力してほしいです。
この病気と向き合い、私も長い間治療に時間を要してしまいました。
しかし、いつでもそばにいてくれたのは、
必ず治ると信じてくれた家族の力だったと思っています。
うつ病は再発しやすい病気の一つだと思います。
しかし、薬物治療を継続することで再発の可能性をできるだけ下げることができるといわれています。
良くなったから、薬を飲むのを自分の判断でやめるのでなく、終了時期は主治医と相談して決めてほしいです。
私も最初、自分で薬を飲んでいたのですが、
自分の体調次第で飲む飲まないをしてしまうことがありました。
簡単に言うと今日は気分がいいから、飲まなくていいかというものです。
そんなことが続いていたので、薬の管理は、今の妻にしてもらいました。
家族の方には、可能な限り、薬の管理にもご協力いただきたいです。
1日の飲む薬は、小袋にいれて持ち歩く。この準備をしてもらっていました。
この協力なしには、克服は不可だったと思っています。
最後に、上記に書きましたが、
薬なしで普通に夜眠れたことが朝うれしくて泣いたことを
この記事をかきながら思い出しました。
当たり前のことが当たり前にできることに感謝したいと思います。
うつで苦しむ人やその家族の方に、少しでも私の経験がためになればうれしいです。