【番外編】アフリカの人は、何故たくさんの子供を産んでしまうのでしょうか?
アフリカの人はなんで貧しいのに、
なぜたくさん子どもを産んでしまうんだろうと思ったことはありませんか?
私もそう思っていました。
その疑問はこう捉えることはできませんか?
貧しいから子どもをたくさん作らないといけない
のではないか。と。
大学では、国際政治を専攻で、アフリカ政治について多少で学んでことがあるので、
ここで共有したいと思います。
この記事にアフリカを考える際に、関係するキーワードをいくつか記載しております。
では、上記理由についてなぜ?を調べてみたところ、
以下の理由が挙げられておりました(前提:個人的見解を含みます)
・女性は子供をたくさん産むことで社会に認められる=文化的社会的な理由
→アジアアフリカの一部の地域では、女性的な社会的な進出が遅れている。
どれだけ子どもを授かるかという点につき、女性に決定権がないことも多い。
児童婚という問題も抱えていることが多い。
キーワード:
・ダウリー
・児童婚
・乳幼児死亡率
・一人当たり国民所得(GNI)
・SDGS
SDGSでも女性と男性との間に差別がない平等が求められる一方で、
まだ女性と男性との間の格差が文化的社会的な問題から埋まらない地域もある。
・幼い時期に感染症などにかかり死亡することを想定して産んでいる
→医療や公衆衛生の環境が整っていない地域が多い
◎医療が進んでいる日本では、生まれる前に子供が死亡するということを想定すること がないため、この点で想像すらできないですよね。
・ソマリア…1000人中52人が生まれてすぐになくなっている
マラリアや下痢が原因
・日本…1000人中1人
→赤ちゃんが生き残る確率が日本とは52倍も違うということを意味しています。
アフリカでは、家族計画を立てることが難しく、たくさん産む選択肢か残らなくなるということです。
また、アフリカでは、農業で生産を立てている地域がほとんど
→こどもが労働力となります。
これも一人あたりの女性が子供が多く子供を産む要因の一つです。
キーワード:児童労働、識字率、UNHCR
人身売買や強制結婚などの問題もはらんでいます。
女の子がお金のやり取りの中で商品として扱われ、生活費を賄わざるを得ない家庭もあります。要因が1つではなく、様々な要因が絡んでいるのです。
当初の疑問、すなわち、なんで貧困なのに子供を多く産むのかという疑問には、
日本であるという前提やその偏見が含まれております。
なぜ?という疑問を抱くこと、
偏見や前提をなくして、ものごとを整理すること
これが世界を正しく理解すること(事実を理解)だと思います。
キーワード:ファクトフルネス
〇参考文献
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 [ ハンス・ロスリング ]
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ある一方でしか物事を見るのでなく、多方面から、事実をきちんと理解することは
会社においても、実生活においても大事なものだと思いました。