【今日の1冊】『転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール』を読んでの感想
村上臣さんの「転職2.0」というタイトルの著書が話題になっています。
詳しくはNoteにて書いていますが、こちらでは要約して感想中心に書いていきます。
◎要約
・終身雇用の時代が崩壊していくなかで、転職はゴールでなく、「手段」になる
・強みや適正を知る=タグを明らかにすること
・タグ付けでネガティブな転職理由をポジティブに変換できる
・タグは発信してこそ意味がある
転職がゴールでなく手段になる時代
→終身雇用はすでに崩壊しつつあるなかで、1つの会社でなく、3~4社の会社することが当たり前になる時代が近い。
自分が一番輝ける場所にいたいと思ったときに、みなさんならどうしますか?
輝ける場所へ移るという答えの方が多いのではないでしょうか。
筆者はそのときに、転職が手段として用いられるといっています。
確かに、野球選手で言うところのFA移籍ですよね。
FAをわかりやすくいうと、今いるチームでは出番が少ないので、自分を必要としてくれるチームに移籍することです。
それが会社員でも同じようなことが起きる未来がそう遠くないものだとされています。
強みや適正を知る=タグを明らかにすること
タグ付けでネガティブな転職理由をポジティブに変換できる
→転職するうえで、一番大事なことは、「自分を知る」ということです。
成功するか否かは、まさにこれに尽きます。
そのうえで、Twitterやインスタでいうところの「ハッシュタグ」を自分に着けることが大事だとされています。
具体的に言うと、以下の5つの項目で自分のタグをつけていくことだとされます。
#ポジション (職種)
#業種 =業界
#スキル 能力、資格
#経験
#強み→コンピテンシー
※コンピテンシーとは、ハイパフォーマンスな人に共通する原理
=リーダーシップ、コミュニティ能力、フォロワーシップ、プレゼン力、冷静さ、忍耐力、情報収集力
自分にできないものに注目しがちですが、ここではできるものに注目することが大事だとされています。
例えば、リーダーシップが自分にはないと思っているけど、反対にリーダーをサポートするフォロワーシップが自分にはあるといったことです。
タグは発信してこそ意味がある
→最後に、今の時代、自分から転職先を探すのでなく、発信することで、
会社に自分を探してもらう時代だといっています。
確かにまだ転職サイトを通じて、転職をすることは、
この時代でも有効だと思います。
現に私もリクナビやマイナビ、その他転職サイトに登録しており、それらを通じて、
転職したこともあります。
ただ、これからの時代、企業に見つけてもらう時代だといっています。
また、今いる会社だけで人間関係を完結させるのでなく、周囲と緩いつながりをもつことで、リファラル(紹介)が期待できる時代です。
こんな人さがしているんだけど…となったときに、
自分の特性を知っている人がその会社にいたらどうでしょうか。
会社も転職する人も双方にとって有益ではないでしょうか。
ですので、自分のタグを多くの人に知ってもらうようSNSを通じて発信することが、大事だと思います。
今回紹介した村上 臣さんの『転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール』は
こちらになります。
よかったら、読んでみてください。